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グルメ ‐ ランチ Garboコンシェルジュ:並木麻輝子


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並木麻輝子さんの弟子、並木組が総力あげて取材するTOKYOランチ情報。
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フランスの息吹を味わう春~ル ブルターニュ神楽坂~

休日、晴れた昼下がり。
気候がよくなってきたら、テラスでのランチが楽しみたくなる。
やっぱり、こじゃれたところがいい。
それにもちろん、おいしいところがいい。
力を抜いて、オシャレに楽しめるランチ。

というわけでやってきたのは神楽坂。
神楽坂といえば、おいしい隠れ家的レストランが多いことでも
よく知られていますが、ここもやっぱり、ちょっと隠れ家っぽい。
飯田橋駅から神楽坂を上り、有名なうどん会席店「鳥茶屋」の角を
右に曲がったつきあたりに、そのお店はあります。

「ル ブルターニュ神楽坂」。
フランス・ブルターニュ地方伝統の郷土料理、
ガレットがメインのカフェ クレープリー。
今でこそ浸透したそば粉のクレープ「ガレット」だけれど、
その文化を伝えてくれたのがこちら。
日本初のクレープリーなのです。
その道一筋のクレープ職人・クレーピエの打つガレット以外は本物ではない、
というこだわりのもと、本場フランスから職人を数人招聘。
今年でこの神楽坂のお店は10周年を迎えました。
入り口で迎えてくれた、フランス人の初老の男性スタッフの
「ボンソワ」の声と優しい笑顔に、ふわっと心がほどけます。

迷ったあげく、頼んだのは3800円のコース。
前菜、ガレットスペシャリテ、デザートのクレープ、ソフトドリンクというラインナップです。

前菜は「ブルーチーズのサラダ 鴨のスモーク添え」。

フランスの息吹を味わう春~ル ブルターニュ神楽坂~_f0040321_1028442.jpg


鴨のスモークは、厚みがあるのに柔らかで
凝縮されたうまみがぎゅぎゅっと口の中に広がります。
ブルーチーズのソースも、コクがあって濃厚。
カリカリのくるみがアクセントになっていて、その苦味と
チーズのまろやかさがまた絶妙!
野菜も農家直送だから、みずみずしさが違います。
これを大きめのお皿でたっぷりいただけるのがうれしい。

メインディッシュの「ガレット・スペシャリテ」とデザートのクレープは
約10種のメニューの中から気になったものを選べるプリフィクススタイル。
ガレット・スペシャリテは「プロヴァンサル」をチョイスしました。

フランスの息吹を味わう春~ル ブルターニュ神楽坂~_f0040321_1033231.jpg


目玉焼風卵焼き、トマト、ハム、オニオンのシードルコンフィ、アンチョビ、
グリエールチーズ、ハーブ ド プロヴァンス と盛りだくさんの内容です。

なんともこうばしい焼き目のガレット。
クリーミーなグリエールチーズがたっぷりのっていて、贅沢!
フランス産のハムも、職人の手作りだそう。
同じくプロヴァンス地方の名物、シードルで煮込んだオニオンは、
タマネギのやさしい甘さを、存分に引き出しています。
時折鼻をくすぐる、ハーブの香りも食欲をそそります。

あっという間に平らげて、デザート
「塩バターキャラメルのクレープ ヴァニラアイスクリーム添え」。

フランスの息吹を味わう春~ル ブルターニュ神楽坂~_f0040321_10421187.jpg


「ボナペティだよ」とにっこり笑いながらサーブされたのは、
た~っぷりと塩バターキャラメルのかかったクレープ。
滑らかな舌触りの小麦ベースの生地に、ガレットとの違いを感じます。
ほろ苦いキャラメルソースとヴァニラを溶かしながら、口に運んでいきます。
アイスの量がほどよく、おなかいっぱいのはずなのに
ぺろりと平らげてしまいました。

ブルターニュ地方では夕食のフルコースにもなる流れ。
本当は食前にシードル、食後にカルヴァドスをいただきたいところでしたが
仕事のため、今回は断念しました(涙)。

テラス席はもちろん、木材をふんだんに使った小屋のような内装も
ほっとくつろげます。
息抜きランチに、ぜひ。

【DATA】
東京都新宿区神楽坂4-2
電話03-3235-3001
営11:00~22:30LO、日~21:00
月曜定休

CHIZU.K
by garbo-lunch | 2006-03-27 10:55 | フレンチ | Comments(0)
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